- 作者: 日本経済新聞社
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2004/09/18
- メディア: 単行本
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親の職業を継ぐことが当たり前だった時代、大企業に入れば幸せが保証された(少なくとも保証されたと思われていた)時代――それが幸せだったのか不幸せだったのかはよくわからないけれど、そんな時代はもうおそらく戻っては来ないだろう。フリーターどころかホームレスとしてでも何とか食べていける時代、俺を含めて、1人1人が働くことの意味を問い続ける必要のある時代なのである。
本書は新聞の記事をまとめたものであり、個々のトピックは短くて深みに欠ける。ただ、俺らのようなサラリーマンを「働くということとは?」と改めて内省に誘うくらいのチカラは持っている本だと思う。年寄りがどう感じるかは知らないが、若手ビジネスマンやフリーター・ニートなどにとっては、読む価値があると思う。