「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論 (中公新書ラクレ)
- 作者: 斎藤環
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/04/10
- メディア: 新書
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細かいところでは異論もあるし、俺の実感とも違う点もある。ただ大筋では、これは現代日本社会を考える上で非常に重要な概念になるような気がする。それに(俺は勝ち組・負け組といった表現自体あまり好きではないが)つい自分を負け組と言ってしまう――という心情は、個人的には、わからないでもない。
ところで著者は後半部分で、イラクで人質になった例の3人には救出にかかった費用を負担させるべきだ――といった世論を批判している。正直、俺は負担させた方が良かったのではないかとも思っていたので、そこは理解できなかった。