
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/06/15
- メディア: 単行本
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その中で、まだBRICsなどと比べるとそれほど注目されていない(と俺が思っている)地区が、中・東欧である。本書では特にハンガリー・チェコ・ポーランドを中心的に取り上げて論じている。
中・東欧はノーマークだったし、拡大EUの情勢も混沌としてきた中、中・東欧のビジネスチャンスが一体どうなるのか、まだ俺には何とも判断がつかない。しかし先進国に劣らぬ教育レベルとコストの安さを中・東欧地域は兼ね備えており、ホワイトカラー人材に関しては充分な競争力を兼ね備えている。それに一時期もの凄い勢いで流行った中国ビジネスが、政治問題・歴史問題で非常に緊迫化してきた。中国リスクを避ける意味でも、中・東欧に注目するのは有益であろう。
ちなみに大前研一の本では、ほぼ必ず、巻末に自分のビジネス(ビジネス・ブレークスルー、アタッカーズ・ビジネススクール、ボンドMBA、経営管理者養成プログラム等々)の紹介ページを儲けている。で、今回、「ビジネス・ブレークスルー大学院大学」の紹介ページがあった。通学でなく沿革教育のため、2年間で250万を高いと見るか安いと見るかは微妙なところだが、興味はある。しかし大前研一の開発したプログラムは数が多すぎて、しかもそれぞれがよく似ているので、実際どれが良いのかよくわかりませんなー。