- 作者: 荒俣宏,田島昭宇
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1995/05
- メディア: 文庫
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アラマタも「まえがき」で述べているが、本書は『帝都物語』中のハイライトとも呼べる内容である。魔人・加藤保憲、魔人に魅入られ狙われ続ける母子(由佳理・雪子)、由佳理の兄・辰宮洋一郎、由佳理を愛する幼なじみ・鳴滝純一といった前作でも登場したキャラクターに加え、辰宮洋一郎の元へ嫁いだ巫女、風水師、そして実在する寺田寅彦や幸田露伴などが、緻密に絡み合う。特にラスト100ページでは、実に呪わしい事実が明らかにされる。戦慄のクライマックス、その衝撃に――震える!
本書も猛烈に必読!
ちなみに、辰宮洋一郎の元へ嫁いだ巫女・辰宮恵子に萌え。まさに菩薩。さすがに現実にはおらんやろなあ。