COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2006年 1/5号
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/12/15
- メディア: 雑誌
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創刊3号ということで、落ち着いてきたという印象。インドネシアの特派員による秋葉原のリポートが、個人的には最も興味深かった。ポップカルチャーに詳しいライターのブライアン・ルーは次のように語る。
アキハバラは夢が買える街なんだ。僕は東京に夢を見るよ。そう、SF映画『ブレードランナー』を観て、宇宙に夢を見たようにね。OTAKUにとって、アキハバラは完璧な街なんだ。
夢とは何を指すのか。そして完璧な状態とはどんな状態なのか。軽々しく即断することは避けたいが、秋葉原が何か特別な磁力を持った街だということは確かだろう。前に読んだ森川嘉一朗の『趣都の誕生』という本でも、渋谷や新宿と秋葉原では、歩く人の「体型からして違う」ことが指摘されていた。いずれにせよ、いよいよ海外メディアからも、秋葉原がオタクの街として注目されてきたということは、認識しておいて良いのかもしれない。