
- 作者: 山本直樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/11
- メディア: コミック
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どこかの書評サイトにも載っていたが、山本直樹の異様なまでにテクニカルな構成力が遺憾なく発揮されており、はっきり言って巧すぎる。またPCのグラフィックソフトを駆使しなければ難しいような表現に果敢に挑戦していることも印象的だ。初めて読んだ山本直樹の本ということもあるが、俺の中での「エロ」が大幅に再定義された漫画である。
文藝春秋から出ており、俺は文藝春秋版を持っているのだが、つい先日、太田出版から再出版されたので、太田出版版の方が手に入れやすいだろう。そちらのAmazonのリンクも貼っておく。俺は文藝春秋版の表紙の方が好きなのだが、Amazonでは、文芸春秋版の表紙が載っていない。残念。

ちなみに山本直樹の漫画にはほとんど18禁マークが付いていない。しかもスタイリッシュな装丁なので、高校生の頃は買いやすくて嬉しかったが、以前から気にはなっていた。「有害図書」騒動時に山本直樹の『BLUE』が有害図書指定を受けたそうなのだが、そのあたりの騒動も関係しているのだろうか?