日本ふるさと沈没―ORIGINAL COMIC ANTHOLOGY (ANIMAGE COMICS SPECIAL)
- 作者: 鶴田謙二他
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/06/30
- メディア: コミック
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【北海道】吾妻ひでお、あさりよしとお、唐沢なをき
【東北】遠藤浩輝
【関東】西島大介、伊藤伸平
【北陸/甲信越】米村孝一郎
【東海】鶴田謙二、恋緒みなと
【近畿】ひさうちみちお、トニーたけざき、空ヲ
【中国】いしいひさいち、寺田克也、TONO
【四国】宮尾岳
【九州】安永航一郎、ヒロモト森一、幸田朋弘
【沖縄】ロマのフ比嘉
【全国】とり・みき
俺が読んだことのある漫画家は、吾妻ひでお、あさりよしとお、唐沢なをき、遠藤浩輝、西島大介、鶴田謙二、恋緒みなと、ひさうちみちお、トニーたけざき、いしいひさいち、寺田克也、宮尾岳、ヒロモト森一、とり・みきの14人。マニアックな漫画かも多いけれど、わかる人にはかなりキューンとなるセレクトである。短い漫画が多いけれど、もっとじっくり腰を据えて読みたい漫画家が多い。
それにしても、最近どうも大地震・大震災をテーマとした漫画(あるいはそれに類する災害サバイバルモノの漫画)が異常に多いように思う。今すぐ思いつく漫画だけでも、古屋兎丸『彼女を守る51の方法』、一色登希彦『日本沈没』、高嶋哲夫+八坂考訓『アニマート』、琴義弓介『ナエガユル』とあるし、ちょっと古いが、かわぐちかいじ『太陽の黙示録』も地震をきっかけとした漫画である。
一色登希彦は小松左京の『日本沈没』を原作としているそうだが、他が全て小松左京トリビュートというわけでもないだろう。阪神大震災から10年を経て、ある程度の冷静さで自信をテーマに描けるようになったということなのだろうか。それとも何か他の理由が? ここまで様々な出版社で同時多発的に執筆されると、何やら地震が現実化してしまうような、異様な怖さがある。