B-ing編集部『プロ論。2』

プロ論。2

プロ論。2

その人の人生やキャリアを振り返りながら、キャリアに悩む人々へのメッセージをまとめた本。
堺屋太一竹中直人、樋口裕一、堀義人、水木しげる森永卓郎米村でんじろういとうせいこう勝谷誠彦假屋崎省吾白石真澄樋口泰行弘兼憲史丸山和也リリー・フランキー哀川翔青島幸男伊藤元重伊藤洋一木村政雄、吉越浩一郎、渡邉美樹浅田次郎、今村ねずみ、大黒将志角田光代立松和平、パパイヤ鈴木、森田芳光石田衣良、岡康道、倉田真由美富野由悠季、細野真宏、矢口史靖箭内道彦片山右京幸田真音古賀稔彦嶋田隆司ゆでたまご)、杉山愛田口トモロヲ谷川浩司山本一力荒俣宏角田信朗、鎌田實、coba水野晴郎宮本亜門――いやはや、『プロ論。』同様、かなりメジャーな50人が集まった。
個人的に最も心を打たれたのはグロービス・グループ代表の堀義人の言葉だ。厳しくも温かい、そしてポジティブなメッセージである。

なぜ飛び出せたか。僕は社会を信用することにしたんです。
懸命に、最大限に自分の能力を伸ばし、うそをつかず誠実に社会に対して挑み、多くの人への約束を守り続けるなら、社会はきっと手を差し伸べてくれるはず。そういう人間になら、社会は温かいはずだ、と。
今、会社で能力を発揮しきれていなかったり、不満を持っているのなら、僕は飛び出すべきだと思います。必死の挑戦なら、きっと社会は見ていてくれるはずです。

ポジティブといっても「何とかなるさ」だけでは上手く行くものも行かなくなる。けれど何かを始めれば、それだけ状況は動く。そこから見える景色は、始める前とは変わっているのである。チャレンジャーに対してとても温かい、深く心を揺さぶる言葉。