
- 作者: あだち充
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1992/12
- メディア: コミック
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
頻繁に作者や編集者が登場する楽屋オチ的なギャグ、『タッチ』や『クロスゲーム』のキャラクターと区別のつかない顔&よく似た展開など、欠点を言い出せばキリがない。しかし、それでも好きな人には何故か「面白い」のが、あだち充の魅力である。俺は正直あまり好きな方ではなかったが、改めて読むと、やっぱり何故か面白い。
本巻では、比呂はサッカー部、野田は水泳部に入部し、野球とは無縁の高校生活を送ろうとする。しかしサッカー部は、野球愛好会と(素人が野球で勝つという優越感に浸るため)野球の練習試合を組み、野球を馬鹿にする振る舞いを繰り返す。嫌気がさした比呂(と見学していた野田)は、一日限りのつもりで野球愛好会に入会して、サッカー部と対決するのである。なかなか面白い。