あだち充『H2』4巻

H2 (4) (少年サンデーコミックス)

H2 (4) (少年サンデーコミックス)

あだち充の鉄板・野球青春漫画の名作。
Wikipediaを最大限にパクってアウトラインを説明すると、大の親友でありライバルである国見比呂と橘英雄は、いかにもキャッチャー的な太っちょのチームメイトの野田敦と共に、中学野球で地区大会二連覇を果たす。しかしその後、医師から比呂は肘、野田は腰に爆弾を抱えていると診断され、野球を断念。英雄が野球の名門・明和一高に進学したのに対して、比呂と野田は野球部のない千川高校に進学する。しかし比呂と野田の通院していた上武医院は無免許医師であり、診断も嘘っぱち。2人は千川高校の野球愛好会を野球部にするために奔走し、地区大会準優勝チームと対戦して勝ったら、野球部に格上げできることになる。しかし実は地区大会準優勝チームは、英雄のいる明和一高であった――という感じだろうか。
最初は明和一高の面々も愛好会相手なので二軍が登場するのだが、比呂と野田の素性を知り、さすがに愛好会に負けては面子が立たんと一軍メンバーが登場する。展開上、絶対に野球部になれるのだろうが、それでもなかなか読ませる。