- 作者: ラニー・エーベンシュタイン,大野一
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/01/24
- メディア: 単行本
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フリードマンの名前は寡聞にして知らなかったが、20世紀を代表する経済学者だそうで、ノーベル経済学賞も受賞している。フリードマンの基本思想は、市場に対する国家の介入を極力抑え、小さな政府として規制を極力撤廃し、自由な経済活動を行うことを推奨する――というものである。つまり「他人に迷惑をかけない限り何をしても許される」というリバタリアニズムの一派であると言える。
俺はリバタリアンとまでは言わないまでも、資本主義を是認する限りにおいて(ここ重要)、やはり規制や国家の介入は最小限に抑えた方が良いのではないかと思う。その理由は、経済の安定性や発展性といった点もさることながら、資本主義は「必ず誰かが負けなければならない」仕組みだからである。それならば、ちゃんと戦って負けさせてあげようよ、規制のおかげで土俵にも立てませんでしたじゃ負け組は二重に辛いよ、と思うのである。幼稚な発想かもしれないが、まあ俺は経済オンチなので、そのあたりは勘弁してもらいたい。