- 作者: 山本英夫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/10/30
- メディア: コミック
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トレパネーションによって見えるようになった幻覚。しかしそれは単なる幻覚ではなさそうだ。すれ違う人々の半分くらいの人間は、左目だけで見ると化け物に見える。人間が化け物の姿を借りているような幻覚。名越は、左目で見ると「ロボットを身にまとった少年」に見えるヤクザの組長に(自分でもよくわからないまま)接触する――というアウトライン。
とにかく、もの凄いヒキの強さ。もちろん俺は先まで読んでいるから多少の謎は知っているのだが、それでも面白さは抑えきれない。傑作揃いの山本英夫の作品の中でも屈指の面白さである。