
- 作者: 山本英夫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: コミック
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謎は深まるばかりで、ますますヒキの強い物語が展開されている。
ところで山本英夫は週刊スピリッツに連載することが多いのだが、山本英夫は『殺し屋1(イチ)』あたりから、1週間に何ページという描き方をしていない。だから「第10話:○○」といった表記もついていない。山本英夫は、ページ数にとらわれずに漫画を描く。そして、ある程度の量がたまったら、編集者側がキリの良いページ数で雑誌に載せ、そしてキリの良い区切りで単行本化するのである。たぶん雑誌掲載時に面倒だからだと思うのだが、書き下ろし単行本を除き、そういった描き方をしている漫画家はほとんど聞かない。しかし近年の山本英夫の骨太な作風には合っていると思う。