SFマガジン編集部『SFが読みたい！2003年版』

SFが読みたい!〈2003年版〉発表!ベストSF2002国内篇・海外篇

SFマガジン編集部による、2001/11-2002/10の新作SFのブックガイド。連日このシリーズから面白そうな本をピックアップしているが、どんどん数が増えて「一体いつになったら消化し切れるのか？」と、いささか不安になってきた。仕事の本だけでも年間かなりの数を読むからなあ。

　野尻抱介『太陽の簒奪者』
　飛浩隆『グラン・ヴァカンス』
　小林泰三『海を見る人』
　瀬名秀明『あしたのロボット』
　林譲治『ウロボロスの波動』
　北野勇作『どーなつ』
　筒井康隆『愛のひだりがわ』

国内SFからは7作品。4位にランクインされていた古川日出男『アラビアの夜の種族』はたまたま先日エントリーしたので除外。これは確かに面白かったなあ。それにしても、集中して毎年のブックガイドを読んでいると、どの書き手が評価されているのかがよくわかる。
　なお瀬名秀明『あしたのロボット』は文庫版で『ハル』に改題している。

　コニー・ウィリス『航路』
　ニール・スティーヴンスン『ダイヤモンド・エイジ』
　ロバート・J・ソーヤー『イリーガル・エイリアン』
　J・G・バラード『コカイン・ナイト』

海外SFからは4作品。長編が多いなあ。読みきれるかどうか……。