収録作は以下の14篇。
レイ・ブラッドベリ「初めの終わり」
ロバート・シェクリイ「ひる」
フィリップ・K.ディック「父さんもどき」
リチャード・マシスン「終わりの日」
ゼナ・ヘンダースン「なんでも箱」
クリフォード・D.シマック「隣人」
フレデリック・ポール「幻影の街」
C.M.コーンブルース「真夜中の祭壇」
エリック・フランク・ラッセル「証言」
アルフレッド・ベスター「消失トリック」
ジェイムズ・ブリッシュ「芸術作品」
コードウェイナー・スミス「燃える脳」
シオドア・スタージョン「たとえ世界を失っても」
ポール・アンダースン「サム・ホール」
個人的に最も良かったのは、編者の2人も推薦しているリチャード・マシスン「終わりの日」だろうか。山岸真の「天変地異や全面核戦争による週末という設定は、SFではしばしば、文明や人間の真の姿を浮かび上がらせる」という指摘にも納得。