『真・女神転生III-NOCTURNE』@PS2

1994年の真・女神転生IIから9年ぶりに発売された、外伝ではない『真・女神転生シリーズ』とのこと。設定自体がなかなか興味深いので、内容紹介はソフトのパッケージに載っている程度とするが、オープニングの時点で、ごく数人の人間を除いて人類が滅亡する(笑)

しかも自分は人間ではなくなるという、まさかの展開。

文章だけ読むと「何だそれは」と思ってしまうが、意外や意外、物語にガッツリ入り込めてしまうのは、もちろんメガテンシリーズのブランドの力だけではない。この絶妙なバランスの世界観とチカラのあるストーリー展開は流石だと言うべきだろう。

ただしプレイ時間はかなり長い。俺はゲームが下手な上、3Dダンジョンに迷うため、なおさら時間がかかる。俺は主人公のレベルを50か60まで上げたのだが、何とまだ中盤あたりらしく、結局もう1年くらい前にプレイが中断したままである。結局まだクリアできていない。ただ、本作の目的(プレイするうちに明らかになる)から考えると、結末まで見てしまうのではなく、案外クリア前で止めるのも「アリ」かなと思い、区切りとしてエントリーすることにした。まだクリアしていない俺が言うのも説得力がないけれど、文句なしに傑作である。時間のたっぷりある方は、ぜひチャレンジしていただきたい。

もう1点、メガテンシリーズは外伝なども含めて伝統的に戦闘がシビアである。まずパーティー全滅ではなく、主人公が死んだ時点でゲームオーバーになる(セーブ時点まで戻る)ばかりでなく、敵がけっこう強い。俺があまり綿密に装備の準備やレベル上げをしないタイプということもあるのだが、ボス戦どころかザコキャラに集中攻撃を食らって何もできないまま死亡――ということが幾度となくある。もちろん、それが本作の魅力でもあるのだが。