黒田硫黄『あたらしい朝』1巻

あたらしい朝(1) (アフタヌーンKC)

あたらしい朝(1) (アフタヌーンKC)

戦時下のドイツが舞台。道に落ちていた大金を持って帰ったら「ヤバい金」だったということで、ほとぼりが冷めるまで海軍に志願したところ、地球の裏側で船が大破――というプロローグ。黒田硫黄らしい飄々とした作風は健在だが、戦時下のドイツという設定のためか、どことなく黒々とした空気が漂っている。
早く続きが読みたいが、最近アフタヌーンでの連載も載らないことが多いので、2巻が出るのはもう少し先になるかもしれない……と、ここまで書いてふと検索してみたら、黒田硫黄の公式ブログがあった。本書のあとがきでも「PVS」という病気で入院したと書いていたが、喘息と合わせて、2008年は3回か4回くらい入院しているようだ。大変だね。早く元気になってください。あと『セクシーボイスアンドロボ』の続きも書いてほしいなあ。