高橋ツトム『爆音列島』8巻

爆音列島(8) (アフタヌーンKC)

爆音列島(8) (アフタヌーンKC)

中学校内での喫煙がきっかけで転校した少年(加勢高志・タカシ)が、転校先の仲間と共に暴走族「ZEROS(ゼロス)」に身を投じる――というアウトライン。著者の自伝的な作品で、1980年代の東京・品川区を舞台としている。
マニヨンの事故以来、タカシのツレが変わるのだが、その1人、シンジと出会う。ZEROSは横浜にも支部があったとのことで、横浜支部のZEROSのメンバーと意気投合するのである。バンド活動もやっているとのことで、暴走族だけじゃなくバンドブームの萌芽も感じ取ることができる。相変わらず生々しくて面白い。