『Works』No.93 日本型リーダーシップ進化論


定期購読を始めてわかったのが、この雑誌の特徴は「タイトルが最も良い」ということ。読む前はものすごく期待するのだが、読んでみると、期待外れとまでは言わないまでも、期待を超えるほどではない内容が多い。さすがリクルート系だけあって、タイトルの付け方が上手いんだな。
この号も、事前の期待を超えるほどではない。「リーダーシップ」の19世紀以前からの推移など現場では全く役立たないし、経営共創基盤のCEO・冨山和彦の話も、「創って、作って、売る」で有名なミスミグループを率いる元戦略コンサルタントの三枝匡の話も、面白いことは面白いのだが、これまでに様々なところで語られてきた内容とほとんど同じである。
まあ他の組織・人事系の専門誌は押しなべて「かたい」ので、この雑誌のような幾分「やわらかい」アプローチは新鮮だし、今後ももう少し読んでいきたいとは思う。