
- 作者: 佐藤秀峰
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06/19
- メディア: コミック
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第2巻は循環器内科と心臓外科をめぐるエピソード。大学病院は医局ごとの派閥争いも激しいのだが、内科治療で上手く行かない患者を外科治療で救うという構造のため、循環器内科は心臓外科に対して頭が上がらない。しかも斉藤が勤務する大学病院は日本屈指のエリート病院。そのため今すぐ手術してほしいと循環器内科がお願いしても、心臓外科は全く取り合ってくれないのである。しかし日本で「一流」とされている大学病院の医師は、手術数が絶対的に不足している――という問題提起がなされる。まあ大学病院の医師にも言い分はあるだろうが、他の本や雑誌・テレビドキュメンタリーなどでも、日本の医師の手術経験の不足が問題とされているのは事実なんだよな。