橋本奎一郎『10,000人のお掃除革命』

10,000人のお掃除革命

10,000人のお掃除革命

パチンコホール大手・マルハンの取り組みを書いた本。
余談めいてしまうが、個人的なパチンコ・パチスロ経験を書くと、俺はパチンコ屋に入店したことは1回しかない。15年くらい前になるが、友達から「アステカ」というパチスロの機種が凄く儲かるという話を聞き、「それはやるしかないだろう」と入店したのである。しかしビギナーズラックの神(悪魔?)が俺に訪れることはなかった。今でも覚えているのだが、一度も大当たりどころか小当たりすら訪れることなく、当時の全財産だった35,000円が見る間に吸い込まれてしまったのである。その時「俺は才能がない」と自覚して、それ以来、一度もパチンコやパチスロをやったことはない。
さて、その時、パチンコ屋が綺麗だったか汚かったか……ということを思い出そうとしたのだが、もう全く覚えていないなあ。ただし暗くて五月蠅くてタバコ臭くて通路が狭くて空気も悪くて、とても劣悪な環境だと強く思ったのは覚えている。もちろんヒキが弱かったからマイナスイメージが強く残っている可能性もあるのだが、それを差し引いても、良い環境とは言えないだろう。特に音、あれは酷い。全部の機種の音を消し、パチンコ玉も金属ではなくプラスチックにして、図書館のようにしたら駄目なのだろうか。あの音が散財意欲を煽っているということなのかな。
まあいくつかの本を眺めている限り、今は随分マシになっているみたいだし、今度15年ぶりにパチンコ屋を「視察」してみるのも良いかもしれない。