- 作者: 森田まさのり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/16
- メディア: 文庫
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二子玉川学園高校(通称ニコガク)へ赴任してきた新人教師・川藤幸一(かわとうこういち)。そこで彼が出会ったのは部員の起こした不祥事により活動停止中の野球部。かつては春のセンバツ甲子園出場まで果たしていた伝統ある部も、現在では不良達の溜まり場と化し、部員達は自暴自棄になっていた。しかしそんな部員達の心の奥底に残る情熱を見抜いた川藤。彼は野球の「や」の字も知らなかったが自ら顧問となって、野球部の再建に乗り出す。そんな川藤の親身になって根性を叩きなおそうとしてくれる態度に動かされた不良部員達が、やがて夢の甲子園を目指す物語。
さて、この巻から、ニコガクの不祥事(乱闘)の原因を作った元チームメイトと対戦。暴力沙汰を起こしておいて、自分は他校に転向して、のうのうと野球を続けているという、なかなか素晴らしい設定の悪役である。