石川雅之『もやしもん』3巻

もやしもん(3) (イブニングKC)

もやしもん(3) (イブニングKC)

作者曰く「農大で菌とウイルスとすこしばかりの人間が右往左往する物語」とのことだが、要は、肉眼で菌が見えるという特殊能力を持った主人公とその仲間たちによる、ほのぼの農大ライフを描いた漫画。
3巻では、いよいよ樹教授が発酵蔵を本格的に動かし始めることになり、いつの間にか樹ゼミに出入りしていた主人公も、その手伝いを始めることになる。あと後半では、1年時の実習として沖縄に行くことになり、沖縄でも「うんちく」を織り交ぜつつ、楽しそうな農大ライフを満喫している。楽しそうだなあ。何と言っても「楽しそうな漫画」は読んでいて面白い。