一色まこと『ピアノの森』8〜10巻

ピアノの森 8 (モーニングKC (1445))  ピアノの森(9) (モーニング KC)  ピアノの森 10 (モーニングKC (1449))
町外れの「ピアノの森」で育った少年カイの物語。はじめは楽譜すら読めないカイが周囲を取り巻く人々によりピアニストとしての才能を開花させていく――Wikipediaの説明をパクったが、こんなところでアウトラインは外していないだろう。
7巻までの小学生時代から、5年後。老け顔になった雨宮修平と、女顔負けの美貌をゲットした一ノ瀬海が登場。そう来たかー。個人的には、もう少し少年時代のエピソードを続けて欲しかったんだけどなあ。ちょっと物足りない。
なお『ヤングマガジンアッパーズ』が休刊したため、10巻の途中から掲載紙がモーニングに移っている。別にモーニングに合わせたわけではないだろうが、高校生編が始まってから、何か大人しい漫画になっちゃったな。でも一色まことの漫画は、クソガキや分別の知らない中高生が大暴れする展開の方が絶対に面白い。