『狼と香辛料』vol.1〜6

　　　　
　　　　
清く正しい経済ライトノベルのアニメ化。
このアニメの原作は、中世ヨーロッパ的な世界を舞台とした「剣も魔法も出てこない」ファンタジーなのだが、貨幣価値や信用取引や戦争によるインフレなどがモチーフとなっており、なかなか読ませるライトノベルである。で、このライトノベルにハマるきっかけが、このアニメである。
ストーリーは、若い行商人のロレンスが、ふとしたきっかけから、狼の化身であるホロを旅の仲間に迎え、道中で発生する様々な事件を二人で乗り切っていく――という感じだろうか。このアニメーションでは、原作の1巻と2巻が下敷きとなっている。まあ原作はもう15巻やそこらまで到達していて、二人の関係は変な馴れ合いと化しているが、この段階ではまだまだ初々しくて、それが気持ちいい。