実は俺の中では、エロ表現の極北=山本直樹&団鬼六の二人で、もう10年以上ほぼファイナルアンサーに近い状態である。しかもネットを探せばエロ動画が腐るほど見られる訳で、これまで(一部の例外を除いて)エロ漫画を読んだことはなかった。しかし先日たまたまコンビニで「エロ漫画雑誌」というこれまた全くチェックしたことのないものを手に取ったことにより、何かのスイッチがオンに! 2〜3冊Amazonさんでポチった後、「これもおすすめ」「あれもおすすめ」と寄せられたAmazonからのリコメンドに誠意ある対応をした結果、この数ヶ月で数十冊も購入してしまったという……。しかし、なかなか凄いエロ漫画も多いので、まとめてエントリーすることにした次第。
というか山本直樹以外でエロい漫画を描いている人って、町田ひらく(ロリ漫画の巨匠)と町野変丸(ぶっとんだギャグとエロ)と遊人(美少女萌え絵のパイオニア?)くらいしか知らなかったんだけど、町野変丸は引退しているみたいだし、遊人もエロは卒業しているようだなあ。
あづま煉『恋蜜フレグランス』
いぬぶろ『いぬみみずかん』『はたらく!おねえさん』
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どうも見たことあると思ったら、こだくさんというユニットで『きょうの思春期』という漫画をイブニングで連載している漫画家。ストーリーではなく、エロい設定とエロい描写を立て続けに読ませましょうという趣旨の本。目的がシンプルな上、絵や見せ方が抜群なので、物凄くエロく感じる。エロ漫画ってここまで進化していたのかと正直感動した。というか猫耳じゃなくて犬耳とは……。
胃之上奇嘉郎『NO MERCY』
これは昔から持っているエロ漫画。確かに「巧い」んだが、最近の高度濃縮されたエロに比べると、この本のエロは目的ではなく漫画表現に必要な手段という感じ。エロではなく漫画として洗練されたというべきか。こうなると「エロありき」からは卒業だよなと容易に想像できる訳だが、実際、中村嘉宏という名前で非エロの漫画を描いているらしい。
桜小鉄『メイプルシロップ』
いわゆるアヘ顔。しかし見せ方や表情が上手いなあ。この人は凄く良い。エロ漫画を卒業して一般向けの漫画を描いてもすぐ成功しそう。
サブスカ『ボディランゲージ』
主人公は相手の考えていることを読み取れる力を得るのだが、相手の考えが相手の全身の肌に書き文字として浮かび上がることで、相手の考えを読み取れる……という、ややトリッキーかつエロ漫画のためにある設定。ややクセのある絵柄。
師走の翁『精装追男姐』『のせわすれ』『JCエッチ』『ピスはめ!』
月野定規『♭37℃』『♭38℃』『妄想ダイアリ〜』『星の王子様』『痴情の女』
この人も大御所らしい。少女から熟女まで何でもござれで、大半が背徳的で淫靡なエロ。しかも「子宮が降りてきてチ○コをノックする」などの独特のエロ描写がある。俺は月野定規の漫画に対して、単なる行為や露出の過激さを超えた、エロに対する怨念じみたコダワリを感じた。この衝撃は山本直樹以来で、最近のものを中心に5冊もゲットしてしまった。
東山翔『STAND BY ME』『GIFT』『Japanese Preteen Suite』
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いわゆるロリ漫画だけど、絵や心理描写は凄く上手い。
ホムンクルス『はじらいブレイク』
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顔立ちはやや幼く、でも体つきは自然にエロく……つまり(巨乳派・貧乳派の議論は置いといても)ツルペタや奇形的爆乳ではなく出るところが出ている、全体的に劇画調ではなくアニメ調の可愛らしいタッチ、性器もギリギリまで猥褻に……というのがエロ漫画のメジャーシーンだと理解しているが、この人はそういうエロ漫画シーンの最先端の人らしい。確かに上手いッス。これが初単行本とはね……確かに上手いッス。
大和川『たいへんよくできました?』『Powerプレイ!』
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萠え絵成分はやや薄れるが、普通に巧くて普通にエロい。
由浦カズヤ『イビツナ』
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初単行本らしいけど、この人も巧い。