堀公俊+加藤彰『ディシジョン・メイキング』

ディシジョン・メイキング―賢慮と納得の意思決定術

ディシジョン・メイキング―賢慮と納得の意思決定術

日本ファシリテーション協会のメンバーによる『ファシリテーション・グラフィック』『チーム・ビルディング』『ワークショップ・デザイン』『ロジカル・ディスカッション』に続く5冊目の著書(なぜか『教育研修ファシリテーター』は別シリーズとされているようだ)。
論理を整理して良いアイデアは何かを解明すれば事足りるのか、単なる良し悪しだけでなく相手の立場を勘案した落としどころの準備も必要なのか、感情的にもつれて合意を望めない場合にそれでもメンバーに(賛同できなくとも)納得してもらう促しが必要なのか……など、意思決定の難易度によるファシリテーションの基本方針と具体的なノウハウを整理している。非常に実用的な本だと思う。
ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ)  チーム・ビルディング―人と人を「つなぐ」技法 (ファシリテーション・スキルズ)  ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり(ファシリテーション・スキルズ)
ロジカル・ディスカッション  教育研修ファシリテーター