森博嗣『冷たい密室と博士たち』

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

大学教授・犀川創平と教え子・西之園萌絵の師弟コンビが探偵役を務める「S&Mシリーズ」の第2弾。衆人環視の中、密室状態の実験室で起きた殺人事件を師弟コンビが解決するというアウトライン。
本書も『すべてがFになる』と同様、一見して「ありえない」と思えるものでも、それが合理的で論理的であれば、それが答えなのだ……という合理的・論理的なトリック作りが踏襲されている。