クレイトン・クリステンセン+マイケル・レイナー『イノベーションへの解』

イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)

イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)

イノベーションのジレンマ』の続編。
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
成功している企業ほど、そして懸命に努力している企業ほど、破壊的イノベーターに駆逐されてしまう……という法則を突き付けて驚きを与えたのが『イノベーションのジレンマ』だった。そして本書は、前著を踏まえ、破壊的イノベーションにどう対応するかを書いた本である。組織や資金、果ては上級役員の役割にまで話が及び、やや議論が拡散しているなあという印象。「これ!」という破壊的イノベーターへの対応策(あるいは自身が破壊的イノベーターになる要素)を絞り込むのは、やはり難しいのか。