大久保豊+尾藤剛『プライムレート革命』

プライムレート革命―脱「貸し渋り」の金融システム

プライムレート革命―脱「貸し渋り」の金融システム

副題は「脱「貸し渋り」の金融システム」である。本書の内容そのものは面白いと思うんだけど、「感情的な“貸し渋り・銀行批判”を排し」とか言っているのが2009年というあたりが、どうにもこうにも……という感じ。動きの鈍さと言うか、アクチュアリティの低さというか。こういう問題意識があるなら、せめてあと5年から8年早く出版できないものか。