支倉凍砂『狼と香辛料 16』

狼と香辛料〈16〉太陽の金貨〈下〉 (電撃文庫)

狼の化身である少女（ホロ）と青年行商人（ロレンス）の道中で起こる様々な事件を、軽妙洒脱な掛け合いも散りばめつつ描く「剣も魔法もない」ファンタジー物語であり、中世ヨーロッパ的な世界での経済活動に争いの舞台を置く異色作（Wikipediaより）。
さて俺はライトノベルをほとんど読まないので情報が入ってこず、本書が出版していたことすら、というか本シリーズが既に完結していたことすら知らないまま、本シリーズのことはすっかり忘れていた。しかし先日、2chのまとめサイトで「ライトノベル作家同士で中傷した・中傷していないで揉めている」というネタを読んだところ、支倉凍砂の名前が挙がっていたので、本シリーズのことを思い出した次第。
15巻と16巻は上下巻の関係にあるのだが、15巻を読んでから3年近く経っているので内容については正直かなり忘れていた。まあ、お話としては落ち着くべきところに落ち着いたんだろうな。
長編としては本作がラストで、後日談を中心とした中編を収録した17巻が本当の最終巻になる。こちらも今から読むつもり。