戸塚隆将『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

ビジネスパーソンの原則的な働き方やモノの考え方を説いた本。
マッキンゼーでは、「マッキンゼーノート(通称マッキンノート)」と呼ばれるA4横の方眼紙ノートを使っていて、パワーポイントで資料を作る際はまずこのマッキンゼーノート(マッキンノート)に鉛筆と消しゴムと定規でメッセージから図まで下書きをきっちりやってからパワーポイントの作成に取りかかるそうだ。俺も同じ問題意識を持っており、なるべく「パワーポイントを作りながら考える」ことは止めようと思っている(しかしついやってしまう)のだが、俺が今使っているノートがこのマッキンゼーノート(マッキンノート)によく似ていたので、この手の本は巷に溢れているよなと思いつつも、ついつい読んでしまった次第。
ちなみに俺が最近使っていてマッキンゼーノート(マッキンノート)と似ているなと思ったのは、ニーモシネのN180という品番である。
Amazonから画像を引っ張ってみたけど、こんな感じのA4のノートパッドである。


元々はニーモシネのN188というA5縦の方眼紙のノートパッドを使っていた。買い始めた理由は「何となく高級感があって格好良いから」というだけのものだったが、いざ使ってみると(やや高いが)紙質が良くて書き心地が良いし、方眼紙の線がロディアよりも色が薄くて使いやすいし、ミシン目がついて切り離して相手に渡せるのも便利なので、普段のメモ書きに重宝していた。もう1年以上使っていたので何冊も買い足していたのだが、あるとき「A5縦のノートパッドだけどモノを考える時には無意識に横で使っている」ことに気づき、しかもA5ではやや小さい(もっとスペースを気にせず広々とメモを取りたい!)と自分が思っていることに気づいた。それで同じシリーズのA4横の方眼紙を買ってみたところ、これがモノを考えたり整理したりするのに非常に使い勝手が良い! パワーポイントの下書きという意味で考えても、手帳やメモ帳よりはA4サイズの方が便利だし、ただの裏紙よりは方眼付きの方が作りやすい。
なおN180はリングノートである。リングノートは文字を書く時に手に当たるのが嫌で敬遠していたが、こういう使い方だとリング部分が常に上に来るため手に当たらない。ただ、ニーモシネのA4横の方眼ノートは使いたいけれどリングノートはどうしても嫌だという方には、リングノートではないニーモシネライトというものがあるので、そちらを使うと良いだろう。品番はN170である。
最後に、たかだかノートに高い金を払うのもねという方は、自分でマッキンゼーノートのデザインをワードで自作するのもアリかもしれない。俺は実際ワードでマッキンゼーノートとほぼ同じデザインの紙をサクッと作って、印刷して使ってみた。ミシン目が無いとか、紙質がそれほど良くないとか、ノートじゃないのでまとまりづらいとかの理由で、使用頻度は高くないけれど、こちらの使い勝手も悪くはない。ちなみにエクセルやパワーポイントでは5mmの方眼を正確に印刷するのが難しいので、作るならワードの方が良いと思う。
マルマン ノート ニーモシネ N180 70枚

マルマン ノート ニーモシネ N180 70枚