尾崎かおり『神様がうそをつく。』

帯のコメントを引用してみる。

転校先の学校で、同級生・理生の秘密を知ったなつる。
少年と少女の、幼い恋と冒険の物語。

思春期に入るか入らないかの少年の、心の機微を描いた瑞々しい物語……と言えば簡単だが、なかなかハードな物語で、小説では「可哀想」になり過ぎてしまうかもなあ。視覚メディアだからこそ保ち得た瑞々しさかもしれない。イメージとしては、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』に近い。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]  少年たちは花火を横から見たかった [DVD]