いがらしみきお『ぼのぼの』21〜30巻

奇才・いがらしみきおによる、森に住む動物たちを描いた四コマ漫画
Wikipedia曰く「不条理ギャグと哲学とほのぼのが融合した、独特の作風」とのことだが、言い得て妙である。タイトルであり主人公(ラッコ)の名前でもある「ぼのぼの」は当然「ほのぼの」から来ているが、単なる「ほのぼの」だけでない深みがある。
このあたりから、私の学生時分に読んだものは含まれておらず、初めて読むエピソードに映ってきていると思う。しかし何故『ぼのぼの』を読むのをやめたのかな。我ながら理解できないが、あまりにも「良い感じ」過ぎて、予定調和に感じたのかな。日常は予定調和などではなく、スリリングな出来事の連続だと言うのに。