SFマガジン編集部『SFが読みたい!2015年版』

SFが読みたい! 2015年版

SFが読みたい! 2015年版

SFマガジン編集部による、2013/11-2014/10の新作SFのブックガイド。
今回気になったのは以下。

  • アンディ・ウィアー『火星の人』
  • 藤井太洋『オービタル・クラウド』
  • イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市』上下巻

火星の人 (ハヤカワ文庫SF) オービタル・クラウド 旋舞の千年都市 上 (創元海外SF叢書) 旋舞の千年都市 下 (創元海外SF叢書)
最も気になるのは『火星の人(原題:The Martian)』かな。アンディ・ウィアーのデビュー作なのだが、アメリカのAmazon.comで約7,500人がレビューを書き、約5,500人が五つ星をつけているモンスター小説である。早くも映画化が進行中らしいし、映画になる前に読んでしまいたい。
『オービタル・クラウド』も気になる。これは作者の長編第二作なのだが、デビュー作『Gene Mapper』は出版社への持ち込みや新人賞受賞などのルートではなく、個人の手で電子書籍サイトにアップしたところ話題になってKindleストアで一位になり、出版社から声をかけられて紙媒体でもデビューしたそうだ。凄いなー。