菅浩江『アンパン的革命:バブル時代エッセイ集』

菅浩江はSF作家なのだが、その昔はオルガン教室の先生やゲーム会社務めなど、色々なことをやっていたらしい。そんなバブル時代の生活を書いたエッセイ集である。正直に言って著者のファン以外には用のない代物だが、2014年の著者の立場から、ほぼ四半世紀前の文章に対して追記が書かれており、これがなかなか面白い。