- 作者: アンディ・ウィアー,小野田和子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/08/22
- メディア: 文庫
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とりあえずAmazonから紹介文を引用。
有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが――。奇跡的にマークは生きていた!? 不毛の赤い惑星に一人残された彼は限られた物資、自らの知識を駆使して生き延びていく。宇宙開発新時代の傑作ハードSF。
要は、火星に取り残された宇宙飛行士の脱出劇というか生存劇というか、そんな感じ。いわゆるハードSFにカテゴライズされるのだろうが、小難しさや気難しさは一切なく、ただただドキドキハラハラな展開に身を任せていられる。とにかく面白く、今年の極私的ベストセレクションに入ることが早くも確定した。大推薦!
余談
読みながら映画向きのプロットだなと思ったが、映画大国アメリカがアンディ・ウィアーの才能を放っておくはずもなく、早くも映画化の企画が進行中である。しかも監督が『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』などで知られるリドリー・スコット、主演がマット・デイモンだというのだから恐れ入る。