伊藤公雄『コミュニケーション社会学入門』

コミュニケーション社会学入門

コミュニケーション社会学入門

Amazonで、アーヴィング・ゴフマン(ゴッフマン)で検索したら出てきたので購入。素人評価で恐縮だが、ゴフマンを「情報管理のコミュニケーション」という切り口で紹介するのは、けっこう独自性があって面白いと思った。それにちゃんと読むと、決してイロモノではなく、ゴフマン社会学の問題意識や面白さがわかりやすく紹介されている。

他にも、(学術書ではないものの)ちょいちょい論文や評論で取り上げられてきた不朽の名作である中島梓『コミュニケーション不全症候群』が取り上げられていたり、「身体加工のコミュニケーション」で章をひとつ設けていたりと、なかなか興味深い内容。

コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)

コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)