前川淳『本格折り紙 入門から上級まで』

本格折り紙―入門から上級まで

本格折り紙―入門から上級まで

本屋でたまたま見つけたのだが、「本格折り紙」という不思議な響きに魅せられて購入。折り紙というと鶴だの屋形船だのといった伝統的な作品しか知らなかったが、本書は幾何学の見地を用いて複雑な作品を多く作り出している。上級篇になると「孔雀」「七面鳥」「ティラノサウルス」「龍」「カブトムシ」「悪魔」が折れる。

まさかね……?(事実です)

しかし、いざやってみると、入門篇の最初の鼠すら難しい。見ながらでも折れない。覚えるなんてもってのほか。折り紙職人って本当に凄いんだな。日本の文化であるORIGAMIをマスターして、将来、友達の子供や外国人に尊敬されようと思っていたのだが、その夢は果たせそうにもない。