
- 作者: 吉田拳
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まず関数。400以上ある関数のうち、可能であれば67個、最低限6つ知っておけば何とかなるというのが著者の主張である。その67個とは、SUM/SUMIF/SUMIFS/PRODUCT/MOD/ABS/ROUND/ROUNDUP/ROUNDDOWN/CEILING/FLOOR/COUNT/COUNTA/COUNTIF/COUNTIFS/MAX/MIN/LARGE/SMALL/RANK/TODAY/YEAR/MONTH/DAY/HOUR/MINUTE/SECOND/WEEKNUM/DATE/TIME/WORKDAY/DATEDIF/IF/IFERROR/AND/OR/VLOOKUP/HLOOKUP/MATCH/INDEX/ADDRESS/INDIRECT/OFFSET/ROW/COLUMN/LEN/FIND/LEFT/MID/RIGHT/SUBSTITUTE/ASC/JIS/UPPER/LOWER/PROPER/TEXT/CODE/CHAR/CLEAN/PHONETIC/CONCATENATE/ISERROR/REPLACE/TRIM/VALUE/NETWORKDAYSである。そのうち、必須の6つとはIF関数・SUM関数・COUNTA関数・SUMIF関数・COUNTIF関数・VLOOKUP関数である。わたしも必須の6つは当理解しているが、この67個の習熟度についてはせいぜい6割か7割ってところだなあ。
続いて機能。重要機能は9つと定義されている。正直ピボットテーブルはあんまし使っていないのだが、まあ重要なのは確かか。
- 条件つき書式([ホーム]タブ→[条件つき書式]をクリック)
- データの入力規則([データ]タブ→[データの入力規則]をクリック)
- 並べ替え([データ]タブ→[並べ替え]をクリック)
- オートフィルタ([データ]タブ→[フィルタ]をクリック)
- ピボットテーブル([挿入]タブ→[ピボットテーブル]をクリック)
- オートフィル(連続データの起点となるデータを入力したセルのフィルハンドルをドラッグ)
- シートの保護([校閲]タブ→[シートの保護]をクリック)
- 検索と置換(ショートカットCtrl + H)
- ジャンプ(ショートカット Ctrl + G)
最後のアイデア。こちらは特段のソリューションはないようだ。工夫しながらやってくれという程度である。
その他に、ショートカットの解説もある。これもよくある定番なのだが、わたしはあまり真面目にショートカットは覚えてこなかった。正直、ショートカットよりも頭の働きを上げた方がよほど生産性向上に繋がるからだ。しかし折角の機会なので、ここで挙げられたショートカットは覚えておこう……と思ったのだが、この本のショートカットはかなり初歩的だな。わたしも最後の4つ意外はすべて知っていた。
- Ctrl + 1 → セルの書式設定を開く
- Ctrl + S → 上書き保存
- Ctrl + Z → 操作を元に戻す
- Ctrl + F → 検索機能
- Ctrl + H → 置換機能
- Ctrl + Enter → 複数セルへ一括入力する
- Ctrl + D → 1つ上のセルを複写する
- Ctrl + R → 1つ左のセルを複写する
- F4 → 数式の絶対参照を設定する
- Ctrl + F2 → Excel 2007以降で印刷プレビューを表示する
- Shift + F11 → シートを追加する
- Alt + Shift + = → オートSUMを実行する
- Ctrl + C → コピー
- Ctrl + V → 貼り付け
- Ctrl + X → 切り取り
- Alt + Enter → セル内で改行する
- Ctrl + Space → アクティブセルがある列全体を選択する
- Shift + Space → アクティブセルがある行全体を選択する(ただし、アクティブセルの入力モードが半角英数の必要あり)
- Ctrl + -(マイナス) → セル、行、列を削除する
- Ctrl + +(プラス) → セル、行、列を挿入する
その他、おせっかい機能の削除というのもあり、これはなかなか役立ちそうだったので、個人的に気になったものだけメモ。そう言えば設定とか真面目にやってなかったなあ。
- 勝手に文字修正をしないようにする([オートコレクトのオプション]の[オートコレクト]タブから「入力中に自動修正する」のチェックを外す)
- 自動的にハイパーリンクを貼られないようにする([オートコレクトのオプション]の[入力オートフォーマット]タブから「〜をハイパーリンクに変更する」のチェックを外す)
- 不可解な動作が起こったときは「Scroll Lock」「Number Lock」「インサートモード」を誤って押した可能性が高いので、確認し、再度押す