インキュベ日記

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月村了衛『機龍警察 自爆条項〔完全版〕』上巻

機龍警察 自爆条項〔完全版〕 上 (ハヤカワ文庫JA)

機龍警察 自爆条項〔完全版〕 上 (ハヤカワ文庫JA)

機甲兵装という人型を模したロボットが市街地で使われるパラレルワールドにおいて、最新の技術を搭載した「龍騎兵」を要する警視庁特捜部の活躍を描いた小説、その第2弾。

群像劇であることからも、設定はパトレイバーを思わせるが、パトレイバーよりももっとシリアスなトーンである。龍騎兵に乗るのは、警察組織の異端児である特捜部の中でも、さらに異端児である。何しろ純粋な警察官ではなく、外部から雇われた傭兵である。しかも1人はIRA関連の元テロリストだというから穏やかではない。その元テロリストが第2弾の実質的な主人公になる。警察組織だけでなく、外務省やら公安やら政府やらも入り混じり、また日本だけでなく様々な国が出てきて、かなり面白いことになっている。