福田康隆『THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス』

日本オラクル→セールスフォース・ドットコム→マルケトという、マーケ・SFA関連の会社を渡り歩いた人の本。

この手の本にしては、具体的なノウハウが結構多いように思う。

個人的になるほどと思ったのは、インサイドセールスの重要性について。インサイドセールスとは、電話でアポを取ったり、Webからの問い合わせに対して回答しながら営業に回す価値があるかを判断したりする役割で、いわば、マーケティングと営業の間に存在する人だ。わたしは以前からインサイドセールスが重要だと思っていたが、それは単に、営業を「アポ取り」から解放すべきだという考えに過ぎなかった。本書で述べられているのは、インサイドセールスこそが販売組織の肝であるということだ。インサイドセールスは営業の無駄な訪問を回避し、営業が効果的・効率的に営業活動を行えるよう情報を収集し、さらには営業マンの仕事量の調整弁の役割も果たしてくれる。

それを『ザ・モデル』と呼んでいるわけだが、なかなか大きく出た名称で格好良い。

もっと詳しく知りたい気がする。取り急ぎAmazonで検索してみたが、この辺の本が参考になりそうかな。