佐々木紀彦『米国製エリートは本当にすごいのか?』

米国製エリートは本当にすごいのか?

米国製エリートは本当にすごいのか?

米国製エリートは優秀で、授業のレベルが高いというのは、本書に言わせると「神話」である。

ただ、神話=嘘かと問われると、そうでもない、というのが読了した感想である。

アメリカの主要大学におけるインプットとアウトプットの量は日本よりも圧倒的に多く、大学4年間で修行僧のように勉強するため、大卒の知的レベルはやはりアメリカの方がはるかに上だ。スタンフォード大では4年間で最低480冊の本を読むそうだ。