米澤穂信『折れた竜骨(上)』

折れた竜骨 上 (創元推理文庫)

折れた竜骨 上 (創元推理文庫)

ミステリ……なのか? と思っていたが、これは魔術や呪いが存在する条件下でのミステリ、ということらしい。

12世紀のヨーロッパを舞台としており(北海だのデーン人だのイングランド語だのフランス語だのが出て来る)、魔術や呪いがどう関わってくるのかなーと思っていたが、これらが「実在する」という設定だった。魔術や呪いが物理法則として存在する世界でのミステリとは、なかなか興味深い。

まだ上巻なので、感想は下巻を読んでから。