なので「やりなおし」と言われてもそもそもやってないのだが、先日読んだ『統計学図鑑』が良かったのと、本書も『統計学図鑑』とセットで買って積ん読させていたので、このタイミングで読むことに。
目次は以下。複素数平面(数Ⅲ)は補講扱いとなっている。
- 集合と論理(数Ⅰ)
- 集合の基礎
- 必要条件と十分条件
- 対偶
- 背理法
- 場合の数と確率(数A)
- 場合の数
- 確率の基礎
- 和事象の確率と確率の加法定理
- 反復試行の確率
- 条件付き確率
- 関数(数Ⅰ、数Ⅱ)
- 関数の基礎
- 2次関数
- 三角関数
- 指数関数
- 対数関数
- 微分・積分(数Ⅱ、数Ⅲ)
- 極限
- 微分法
- いろいろな関数の微分
- 積分法
- 積分法の応用
- 数列(数B)
- 等差数列とその和
- 等比数列とその和
- ∑記号
- 漸化式
- 数学的帰納法
- ベクトル(数B)&行列(旧数C)
- ベクトルの基礎
- ベクトルの加法と減法
- ベクトルの内積と外積
- 位置ベクトル
- ベクトル方程式
- 行列の基礎と演算
- 行列と方程式
- 1次変換
うん、やっぱり数Ⅰ・数A・数Ⅱの一部は記憶があるが、数B・数Ⅲ・数Cは記憶がないね。卒業後、約四半世紀が経過しているから、そりゃ忘れるんだが、逆に言うと覚えているというのも凄い。教育って凄いんだな。
あと、ひととおり本書に目を通して思ったのは、学生の時みたいに類題を山ほど解く必要こそないものの、ある程度は演習しないと、きちんと身につかないように思った。ここでの演習とは、自分でうんうん60分考えろというよりも、問題演習を見て、解答と解説を見て、というのをセットでこなす必要があるのではないか、ということだ。パターンの刷り込みというか。
数学の入門書ややり直しの本は、これまで何度も読んで、だから概念の表面の表面はふんわりと理解しているんだが、活用できないのは結局こういうことなんだろうな。
一応、本書と同じ著者の『ふたたびの高校数学』という分厚い本は手元にあって、かつ書庫に預けてるけど『総合的研究 数学I+A』というガチっぽい参考書もある。あとはやるだけ、なんだ、けど……。
- 作者:長岡 亮介
- 発売日: 2012/09/23
- メディア: 単行本