- 作者:鈴木 義幸
- 発売日: 2020/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
中でも経営チームは、一人ひとりが我の強い優秀者・成功者であること、経営トップ(社長)は得てして他の経営陣を追い抜いてトップの座を奪っているため他の経営陣には嫉妬勘定があること、社長の裏には会長という存在がいて影響力を保持していること、各役員は担当の事業や領域を持っており、他の役員の所管に口を出すのは憚られることなどから、特にチームとして機能するのが難しいと著者は言っている。
あまりそういう観点で経営陣を見たことはなかったが、なるほど、言われてみるとこれは確かにそうだと思った。
コーチング本は大抵、けっこうTIPS的というか、明日から使えるポイントみたいなキャッチーなものが多いのだが、本書は良くも悪くも原論的な感じで、じっくり考えさせられる。