年末ちょっと時間があったので、久々に映画館に行ってみた。わたしはあまり映画館に行かないのだが、いざ見ると、凄く集中できて良いな。今後は定期的に映画館で映画を見ようという自分への期待を込めて、このブログでcinemaタグを作った。
さて本題。スラムダンクは既に漫画史上屈指の完成度を誇り、アニメもファンが多い。だからなのか、アニメ版と声優が変わるということでかなり炎上していた。わたしとしては、ファンの気持もわかるが「原作もアニメもほとんど30年前の作品なのだから、別に変わってても良いだろう」そして「作品を観てから感想を言えよ」としか思っていなかった。で、いざ観たら、声優には全く違和感がない。アニメの声優によほどのこだわりを持つ方は知らないが、30年前に少しスラムダンクのアニメを見たことがある程度の人であれば何の違和感もないと思う。
声優変更の騒動以外は前情報ゼロで観たのだが、いきなり山王戦、また宮城リョータが主人公である点など、かなり興味深い切り口だった。しかしそれ以上に絶妙なタイミングで挿入される音楽とフルCGでかなりスピード感のある試合展開を最初に3分ぐらい見せつけられて、わたしは「これが今回のSLAM DUNKです」という制作陣の挨拶に見えて、かなり好感を持った。映画を観たあと検索すると、映画公開前にフルCGであることに対して炎上していたことを知ったが、少なくともわたしはもっさりした感じは全く受けなかった。
ただし個人的には原作を見ていた人向けの作品かなと思った。2時間でSLAM DUNKの世界はカバーできないので、色々と補いながら観る必要がある。