- 作者: 山本英夫
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さて、肝心の内容だが、本名・出身その他ほとんど不明な「ジジイ」が、(いじめられていた反動で)自身の記憶を改変しながら都合良く殺しを行う「イチ」という青年を利用して、新宿歌舞伎町にある通称ヤクザマンションにいるヤクザ組織をまとめてぶっつぶそうとする……というアウトライン。しかしターゲットにされた暴力団の方々も現実離れした怖さを持っており、とにかく読んでいるだけで「痛み」が伝わってくる強烈な描写である。三池崇史あたりが好きそうだな〜と思って検索したら、既に三池崇史が映画化していた。まあそれぐらいの作品。久々に読んだがやはり傑作だな。