大今良時『不滅のあなたへ』1〜3巻

情報を収集して様々な対象に形を変える「球」としての存在。

主人公はこの不思議な「球」なのだが、命の存在を知り、言葉を知り、まるで生き物のように動き出す。

そして人間の姿を獲得し、人間のように動き出す。心は果たして獲得したのか、していないのか。

よくわからないんだが、心を揺さぶられる、そんな物語。作者は果たして、読者をどこに連れて行こうとしているのだろうか?