堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』15〜16巻

僕のヒーローアカデミア 15 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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僕のヒーローアカデミア 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

僕のヒーローアカデミア 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「やくざ者」という、この時代には相応しくない方々がお相手。

今のところ主人公は静かなんだけど、これは必ずフリで、主人公はまた必ず無茶をして、無理をして、結果感謝もされるんだけど他人に迷惑をかける。

それが本当にヒーローなのか、いやそもそもヒーローとは何なのだという問いは、けっこう難しい。

ヒーローを養成する、ヒーローに資格を与えるとは何なんだということでもある。人助けには資格がいると。作者は「要らない」という強い信念の下、主人公に無理をさせているのだろう。しかし事実として、アマチュアが現場をぴょんぴょん飛び跳ねることで迷惑がかかっている。今回も、主人公やそのクラスメートは「インターン」というかなり無理のある設定で事件に関わっているが、関わっちゃいかんでしょ。

面白いんだけど、根本的な設定に矛盾を感じるんだよなー。